サヴォワフェールがもつ卓越のシンボルである2025年大阪・関西万博のフ ランス館は、テクトナとモビリエ・ナショナルをつなぐ類い稀なるパート ナーシップの宝石箱となります。

Jean-Pierre Blanc(ジャン=ピエール・ブラン)が指揮するVilla Noailles(ヴィラ・ノアイユ)とのプロジェクト公募の結果、特にデザイ ンのスペシャリストから成る審査委員会は、Jean-Baptiste Fastrez(ジャ ン=バティスト・ファストレ)が2025年大阪・関西万博のフランス館の ために特別に制作した、ここでしか実現しないインテリアのシリーズの制 作を採用しました。

パビリオンの編み出す糸である「愛の讃歌」にイ ンスパイアされて「Kaeru(カエル)」と名付け られたコレクションは、サヴォワフェールとデザ インにおけるフランスの卓越した大胆なエスプリ を体現しています。コレクションはテクトナに よって企画・創作がなされ、伝統と現代性のあい だに調和を生みだすものです。このコレクション は2024年の末に、フランス館のプレゼンテー ションと、万国博覧会の6ヶ月続く計画を発表す る大会議で披露される予定です。

« この野心的なプロジェクトは、1967年にモン トリオール万博のために制作された Olivier Mourgue(オリヴィエ・ムルグ)の肘掛椅子 や、1970年大阪万博のためのPierre Paulin(ピ エール・ポーラン)のセットのように、大規模で 国際的な出会いの機会を生かして、フランス製の 創作物をプロモーションするというモビリエ・ナ ショナルの長い伝統に刻まれたものです »

« テクトナは、才能あるデザイナーの協力を得て、国内外の文化施設の
ために屋外用のインテリアを製造販売し続けています。2025年大阪・関 西万博のフランス館のためにここだけの限定製造プロジェクトを行うこ とは、テクトナの使命のひとつであり、若いクリエーターを支援すると 共に、当社のサヴォワフェールを継承するということです。 »

« このインテリアを創作するにおいて、Jean-Baptiste Fastrez(ジャン=バティス ト・ファストレ)が、フランス館の赤い糸の讃歌をさまざまに表現する術に長けて いたのは素晴らしいです。パビリオンのビストロの中で、来場者がフランス風の高 級感ある時間を楽しむことができるのはまったくテクトナのおかげです。 »

« 大阪においてフランス代表として、一流デザイナーの足跡をたどるのは、誇らし くも身が引き締まります。 私のプロジェクトは我が国のデザインに敬意を捧げるも のになります。質素で風変わり、伝統に刻まれていながらアヴァンギャルドに打っ てでるものです。 »

ル・モビリエ・ナショナル

17世紀から美術・工芸を支えてきた、「モビリエ・ナショナル」は文化省 に属する機関です。その使命は、世界随一のコレクションの保存と修復を 確実にし、卓越したサヴォワフェールを不滅のものとして継承することで す。重要な文化遺産であるこの施設は、現代美術の創作とフランス式装飾 美術の振興において主要な役割を果たしています。

フランスのサヴォワフェールを促進し、世界中の見本市や展示会で常に存 在を印象付けることにより、美術工芸品を支援する国家戦略の国際的側面 での案内役を担っています。

テクトナ

1977年創業。テクトナはいち早くエクステリアのインテリアにおけるフ ランスの基準となりました。 明解で飾りけのない形状、素材への徹底し たこだわり、工芸的にも技術的にもサヴォワフェールを自分のものとしている。それが最初から、テクトナ・シグネチャーの基礎にあります。

1990年代から、テクトナはアウトドアライフの進化とマッチしたモデル を考案するために、デザイナーに門戸を開いています。そうしてテクトナは、アンドレ・プットマン(Andrée Putman)、ロナン&エルワン・ブル レック(Ronan & Erwan Bouroullec)、ピエール・シャルパン(Pierre Charpin)などのデザイナーとコラボレーションしています。テクトナは 2023年からヴィラ・ノアイユ(Villa Noailles)の「デザイン・パレード・ フェスティバル」を後援しており、卓越性と若い才能に向けて積極的にか かわり合っています。

Jean-Baptiste Fastrez(ジャン=バティスト・ファストレ)

Jean-Baptiste Fastrez(ジャン=バティスト・ファストレ)は1984年生ま れのフランス人デザイナーです。2010年にENSCIを卒業後、2012年には 自分のスタジオを開きました。それからMoustache、Manufacture de Sèvres、Kvadrat、CIRVA、Tai Ping 、Galerie Kreoなどのさまざまなブラ ンドやエディターとコラボレーションしました。

彼は、2011年にヴィラ・ノアイユ(フランス、イエール)での「デザイ ンパレード6審査委員会グランプリ」、2019年に「パリ市立クリエーショ ン・グランプリ」など数々の受賞歴を獲得しています。