息づく島

二番目の島では、モン・サン=ミッシェルの修道院と、厳島神社の大鳥居が、潮の満ち引きと風を通して対話を繰り広げていきます。
水上に佇み、長い年月をかけて形作られたこれらのふたつの聖地は、まるで双子のように見えます。注連縄がそのふたつの深いつながりを暗示し、これは自然と精神性への敬意を表します。
立体アニメは、モン・サン=ミッシェルの最近の再自然化を語ります。巨大な砂時計は湾に人の手が入って行く様子を表現しています。人間が介入することにより、潮の鼓動、エコシステム、そしてその場所の美しさが再生されていきます。
オリジナルのアーティファクトが物語を彩ります。聖ミカエル像の盾は保護の象徴であり、厳島神社の大鳥居と注連縄は、人間の世界と精霊の世界との境界を示しています。