ビストロ
メゾンカイザーが運営するビストロは、ところどころに木と金があしらわれ、フランスの伝統と日本の花の芸術を融合させています。
蜂蜜色の木材がもたらす温かみのある雰囲気は、タイル張りの床や壁の装飾に表れ、金箔がかかった大きな鏡に反映されています。これらは、パリのレストランの装飾を思わせる要素です。メゾン・プラディエのガラスボールがいくつも吊るされた天井が、部屋に対照的な雰囲気をもたらしています。
中央にはワインセラーも置かれています。両側にはジョゼ・レヴィがメゾン・ダダのためにデザインした紋章つきの鏡が、草木に仕える「花士」となった珠寳が手がけた壮大な花の彫刻とならび、周囲と調和しています。
そして一角に設置されたソムリエスペースには、フランスのワイン産地の風景を模したモザイクをあしらっています。
テーブルと椅子は、フランスパビリオンとテクトナが主催し、モビリエ・ナショナルおよびヴィラ・ノアイユと協力して行ったコンテストで入賞したジャン=バティスト・ファストレによるデザインです。いずれもオリジナルの作品であり、このビストロは現代性と職人技がミックスされた、フランスの美食と日本の美学が交わる新たな食事空間を提案します。