地球の中心へ

パビリオンに入ると、来場者はアルザス地方の地下深く、地球の中心へと引き込まれていきます。まるで根のように、岩の間に入り込み、地下の豊かな土壌を探索します。
すると、亀裂があらわれ、太陽の光が差し込む空間が現れます。黄金色のアルザスワインを思わせる巨大な金色の滴が、空間に吊るされているのが見えるでしょう。脈動のリズムに合わせて、空間には空間を共有するための和やかなテーブルが現れます。フランス流の生き方を象徴するテーブルです。
このインスタレーションはGSMプロジェクトとジャスティーヌ・エマーによって企画されたもので、アルザスワインの協賛を受けています。土、太陽、水、そしてブドウが人間の技術と融合し、自然だけでは生み出せない甘美な飲み物が誕生する様子を表現しており、変容の神秘的な過程を描いています。
